私は、往復しなければならない道を 歩き や バイクの時は
できるだけ同じ道を通らないようにしてます。
なにか 面白いものや面白いことを発見するかもしれないからです。
さて、今回も、違う道を通ったら 思わず写真を撮ってしまったくらい
缶をスゴク積みあげたオジサン発見!
缶を積んでる人は見たことあるけれど、こんなスゴイ人は初めてだったので
もう、興味深々の私は、バイクで追従しながら
自転車をこいでるオジサンの隣で
「スゴイねー ほんとスゴイ!スゴイ!」と声をかけてからは
あとは質問攻め。
「これ、どれくらいで集めたの?」
「うーん。昨日の夜中の12時からだから12時間ぐらいかな?」
「えー 12時間??ずっと集めっぱなし? で、この缶はつぶすの?」
「うん、そうだよ。缶はね ううん、そのままだよ」
「どこから来て どこにこれから行くの?」
「○○から来て、今から 川崎競馬場近くまでいくんだよ」
「えーマジで?・・数時間走りっぱなしじゃん!!この先まだ、結構あるけど時間制限あるの?」
「んーっと 5時までだから あと2時間でしょ?大丈夫だよ」
「ほんとに? 余裕な感じだよねぇー で、 これ重さどれくらいあるの?」
「缶が100キロで荷台が90キロくらいかな?」
「えーーーちょっとちょっと、相撲取りくらいあるじゃん!」
「で、こんな大変な思いして、持っていったらいくらもらえるの?」
「これは、缶の重さだから 全部で1万円ちょっとかなー」
「そうなんだぁ。でもさ、今日は晴れてあったかくて良かったね」
「それがさ、雨の方がいいんだよ。缶の重さがお金になるから雨降ると缶に水が入るからさ
金額が増えるんだよねぇ」
「あー そうかぁ~ じゃ、雨の方が良かったね。」
なんていう会話を バイクで追従しながら オジサンは 自転車を漕ぐことも止めずに
話してくれました。
気が向いたら この仕事をするという このオジサンに
最後に私は 「 オジサン 明日を楽しんでね。 頑張るオジサンに俺も力もらったよ!」
と言って、自販機で安くてデカイ飲み物を買って 黙々と走って行くオジサンに
追いついて 前のカゴに がんばってなー!!と言って放り投げました。
オジサンは 笑顔で 「あーーーー ありがとー!」と言ってまた
黙々と走っていく後ろ姿は なんだか 颯爽としていて、色んな人生を
生きてきてるんだろうけど、ただ、振り返らずに 立ち止まらずに真っすぐ
進むしかない! と思えてしかたありませんでした。
寄り道しながらでも 前に進めば きっと そこには 何かあるね。
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