まごころクリニックに勤務して まもなく1年が経とうとしてます。
リピーターの数も含め 気がついたら、約350回のカウンセリングをしていました。
初めてカウンセリングをしたNちゃんに得意のカリグラフィックで書いてもらった
黄色のキレイな文字の「Rickey」は、カウンセリングルームの一番目立つ所に
今も飾ってあります。
無我夢中でクライエントさんと向き合ってきました。
今も、初心は忘れていません。
老若男女 沢山の方が私の前に座り、笑ったり、泣いたり、素顔を見せてくれます。
どんなときも、同じ気持ちで、クライエントさんの生き方を見つめ
どんな自分になりたいのか、どんな風に生きていけたら楽しいのかの方向を
共に探す作業は、とても幸せなことです。
かかる時間は まちまちです。
すぐに探しだした人は、とても早いので私は、ランニングシューズで走ります。
時間がとても、かかる人は、長い時間歩けるウォーキングシューズで歩きます。
時には、ウォーキングシューズで歩いていたのに、途中でランニングシューズに
履きかえることもあります。
慌てて靴を履き替えるけれど、私の方が転んでしまって、置いていかれてしまうほど
自分の目標を見つけ走り出してしまう人もいます。
そんな風に 一緒に走ったり歩いたりの時間は、かけがえのない時間なんです。
人生は一度きり。
過去は変えられないけど未来だけは、変えていける。
そして、生きているだけで 十分 あなたには、価値があるんだということ。
その3つが私の大事にしているベースです。
調子が良いときだけでなく、調子がイマイチ良くない時でも、カバンから 二つの缶を出して
「はい、先生 どっちがいい?」と 缶コーヒーを何度も差し出してくれるMちゃん。
「なんかさー、僕がもらっていいの?」と言うと 決まって「いいの、いいの」と言います。
そんな 優しいクライエントさんに 私は沢山支えられています。
沢山の種類の本を読むT君は、興味心がいっぱいの私に もう何冊も本を貸してくれました。
緊張で汗だくのK君は、上手に話せない中で、好きな本を貸してくれました。
彼らの好きな「夢中」を少しでも感じたくて、色んなクライエントさんから
色んな「夢中なもの」を借りて、私の自宅の机の上には、沢山の本でいっぱいですが
彼らがめくったページをめくるのが
私には、心寄り添えた時間のようで愛しく思います。
そんな風な 小さな カウンセリングルームでの私の時間を
院長先生は、こんな風に ブログに書いてくれました。
4月21日の「解放するということ」
クライエントさんの行動や、表情で、いま、どんなふうな状態なのか
一目でわかりますが、こうして、客観的に自分がしていることを評価してもらえることは
大人になっても やはり嬉しいものです。
そして2年目に突入しても、変わることなく
同じ気持ちで向き合いたいと心から思っています。
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