本日、私の母は80歳になりました。
2年前に海外に行った際、カード大好きな私は、80歳用の
バースデーカードと85歳用のバースデーカードを買いました。
80歳と言えば、「高齢者」です。
母は、オシャレで、若々しくて、年齢より ずっとずっと若く見られていました。
けれど、去年、病気を患って、入退院を繰り返して体力的にも精神的にも
きつくてツライ日々を沢山経験し、今も、感染症を起こさないために
尿道カテーテルを入れたままの生活をしています。
病気で精神的には元気になってきてはいますが、体力的に
今は、すっかり80歳になってしまい、まるで浦島太郎のように感じます。
けれど、私は思うんです。
大切なのは、生きてるということで、生きているという事実だけで
それだけでいいんだということ。2人でゴルフをガンガンやっていた
その頃には、戻れなくとも、母は、生きているだけで私のパワーになります。
私の中の 好きな言葉
楽しいことをするんじゃなくて 起こることを楽しむんだ!
だから、尿道カテーテルが入ったからガッカリするんじゃなくて
オシャレなカバーをミシンで作ったり、よし!誰よりも素敵な患者になろう!
そして、患者を卒業して また大好きなゴルフをしよう!と揺るがない気持ちで
いました。
今、母は、食事も楽しんで美味しいと感じられるようになりました。
ほんの数カ月前は、食事を取ることさえ嫌がり生きていくための食べ方で
苦痛な日々。家族は、創意工夫を沢山しましたが、何故、食べられないのか
沢山勉強もした その結果、その大きな原因が
薬だとわかり、その薬をやめてから、食欲が戻りました。常に諦めない!
これが、回復の力です。だから、85歳のバースデーカード。
このカードを渡す日が次の目標。次に起こる出来事を 私なりに
楽しみながら、どんなことが起きても乗り越える「覚悟と楽しむ準備」が
出来ています。 若い時は、親孝行なんてピンときませんでした。
親が元気なのは「あたりまえ」に思っていたからです。
今は 毎日が 母の日です。
私が、今の私で良かったと思えることが そんな生き方をすることが
一番の母へのプレゼントだと思っています。
今の自分が嫌いで、うつむいていたら、つらい思いをして生んだことを
悲しむことでしょう。
母と子が うまくいかないクライエントさんが沢山います。
相性が合わない親子も理屈ぬきでいます。
けれど、お互いがわかりあえていない親子も沢山います。
最近、カウンセリングで親子、家族カウンセリングをよくします。
そのほとんどが、子どものことを、親のことを「知らなかった」と言います。
たとえ、相性が悪い親子でも、知れば、好きになれずとも憎まず納得します。
誤解の多い親子は、楽になります。
皆さんが、納得して 家族の存在を受け入れられるよう
心から協力と応援を惜しみません。自分の心が楽になれますように。
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