今日 クリニックのクライエントさんが 卒業しました。
初めて 出逢ったときは、お母さんと一緒で
ほとんど泣いてばかりの人でした。
回数を重ねていくうちに、彼女は、好きだったこと
好きだった自分を 取り戻していきました。
貧しい国を訪れて出逢った子ども達の真っすぐな瞳と笑顔。
沈む夕日の美しさ。
これから 行ってみたい国は どこ?と
たずねると、次のときは、紙いっぱいに 国の名前を書いてきました。
次の時には、世界地図を私は、コピーしてプレゼント。
「行った場所に 旗を立てて いつも世界をイメージするんだよ!」
写真が あまりにも綺麗なので あるとき、どこかに応募してみれば?
と提案したら、偶然(必然でしたね)仕事をさがしに行った帰りに
写真展の応募をみつけて、勢いで応募したら、見事に最優秀賞に
選ばれました。今年 雪が降った寒い冬の日に 私は こっそり
小さな花束を持って授賞式にいきました。堂々と受賞のスピーチをする
彼女をみて嬉しくて感動して。
それから彼女は、ここのところ2,3回カウンセリングをキャンセルしていて
心配をしていましたが、今日、会った時 彼女が着たこともない色のスカートを
はいてきたので 心配ないなと思ったら 案の定 ある国家試験を受けるために
勉強していて、見事に60人中3人しか受からない試験に合格しました。
そして この夏
行きたかった場所のひとつ インドの山奥を旅してまわるそうです。
その彼女から 今日 手紙と 手作りのフォトアルバムをもらいました。
写真を ほんの一部 アップしました。沢山の写真には、地名とコメントが
書かれ、最後のページは授賞式で撮った私と彼女の写真でした。
手紙には、 私が カウンセリングで 一番大切にしていることが
書かれていました。
初めてお会いした時 とても明るくユーモアのある小林さんと接して私の
カウンセラーのイメージは いい意味で180度変わりました。
どんなに落ち込んでいても小林さんと話すと元気になり何度救っていただいたか
わかりません。
と、まだ続くのですが
私は、クライエントさんが 望む場所に 連れていくことが使命だと
思っています。いっぱい泣くクライエントさんと一緒に泣くことも
何度もあります。けれど、一番 いい顔も知ってるので
回数を重ねていくと 泣き顔は笑顔に変わっていきます。
私の力ではありません。変わりたいと願うクライエントさんの心に
私は 大きな旗を力いっぱい振るだけです。
この手紙で カウンセリングが楽しいと思ってもらえたこと。
私が、どんなときも、ブレずにいたことに自信を持って
また 旗を振っていきたいと思います。
四十肩治さないと!
卒業したら 友達だよ!
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たんぽぽ (水曜日, 30 7月 2014 14:15)
卒業生を送り出されたのですね。おめでとうございます。
どこかで「菊作り 咲いた時には 影の人」と言うのが有りましたね。
元気に巣立っていく人に手を振ってお見送りするのって幸せね。
四十肩 いったい のよね!
私も実は ○十肩 痛いッ なおすぞー!