今日はオフの日。
あまりないことだけど
「一歩も出ないDAY」に決めました。
借りていたDVDを2本 続けて観ました。
映画の面白さは、もちろん内容もそうですが
原タイトルと日本語タイトルの違いが まず気になります。
というか 楽しみです。
まったく違うことが多いんだけど、そうしないと響かないんだろうなと
思うことも沢山あります。
1つ目は
昨年亡くなった 大好きな ロビン ウイリアムズ の遺作4本のうちの
ひとつ 「余命90分の男」
原タイトルは 「The Angriest Man in Brooklyn」
確かに 日本語タイトルの通り、余命90分なんだけど
(ホントはちょっと誤解ありで90分)
ま、余命が少ない人の話ではあるけれど、原タイトルは「ブルックリンで最も怒った男」
それも、話の内容に合ってはいるけれど、ブルックリンで最も怒った男という
タイトルでは、インパクトがきっと少ないのでしょうね。
でも、確かに映画の中では ロビンさん ずーっと怒っています。
もうひとつは、これも気になっていた映画
「チョコレートドーナツ」原タイトルは「ANY DAY NOW」
まったく違う映画みたいなタイトルの違いです。
出てくるダウン症の男の子がチョコレートドーナツが好きなんですが
原タイトルの意味は「いつ」 これも映画を観ると わかるわかる・・と
思う内容です。
余命90分の男では、ロビン扮する主人公が余命いくばくもない中で
自分との葛藤に苦しみながら最後に穏やかに亡くなる話なんですが
ロビンが昨年 自ら命を絶ったことと かぶってしまい 切ない気持ちになりました。
コメディー出身の彼のユーモラスな演技を沢山観てきた中で、この役はシリアスだったので
余計に寂しい感じもしました。
そして もうひとつ
チョコレートドーナツは、同性愛者のゲイの2人が 育児放棄をした薬物中毒の母親を
持つダウン症の男の子に愛情を注ぎ短い時間だけど その子に幸せを 彼らも幸せを
感じた時間を描いた作品なのですが、同性愛者であるが故、子どもを引き取ることが
難しく世間の風当たりも強く苦しむ彼らと、ダウン症でありながらも、本来持っている
明るさや、くったくのなさを彼らのおかげで引き出された少年の日々なんですが
最後に悲しい結末があって、観終わったあとに、どーんと考えさせられる切ない映画でした。
今回借りたDVDは、特にこのセット2枚を選んだわけでなく
候補にあげたものがランダムにやってくるので たまたまこの2枚だったのですが
今回の2枚は、テーマが重く、余命、息子の死、ストレス、同性愛、障害者
育児放棄、中毒 と精神的なものが多く、オフでありながら、勉強になり
一歩も出ないDAYは貴重な時間となりました。
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