世界卓球を毎日応援していました。
特に女子は、キャプテンの泣き虫愛ちゃんも、立派になって頑張ったけれど
中学生の美誠ちゃんのメンタルの強さには びっくり。
あんな大舞台でも、「緊張はしません。楽しかったです」と言ってたけれど
北朝鮮戦の時に 美誠ちゃんで決勝戦進出が決まったときは
中学生らしい涙を見ました。ちょっとホッとしました。
お母さんが 子どもの時から メンタル強化の
訓練をしていたようで、どんな時も、緊張しないようになったというけれど
アスリートであるときは、いいけれど、卓球から離れた場所では その強さの
コントロールはダイジョウブかな?とか カウンセラーチックな心配をしてしまいます。
さて、僕の友達に女子プロボクサーがいます。
年は、32歳。18歳も下の友達ですが
姪っ子のような存在です。もう10年近く知っていて
まだ アマチュアのボクサーだったころから試合を
見に行ってました。その後 プロテストに受かり
試合数はプロとして20戦 戦いました。
順風満帆ではなく、所属ジムと合わず、毎日毎日
練習ばかりしていたのに、ある日、突然、練習をやめ、
ボクサーも辞めると言ったことが一度だけありました。
あまり感情を大きく出さない彼女が、そんな大きな決断を
したのだから、よほどのことがあったのでしょう。
その後、ボクシングをやっぱりやめられなかった彼女は、ジムを変えて1から出直しました。
コツコツと早朝ランニング、会社で仕事、ジムでトレーニング。
日曜日以外は、ほぼ同じ毎日。 友達と遊びたくないの?飽きないの?嫌にならないの?と
僕は、素朴な疑問を、常にぶつけるけど、案外、友達とも 日曜に会ったり、ジムのイベントに
楽しんで行ってたり、仲のいい母親と ○○狩りだの船旅だの、結構楽しんでる様子。
限られた時間を ストレスがかからない使い方を本人が一番知っているから
この同じ毎日があってこそ、逆に、休みの日の集中力が高くなって
彼女はストレスフリーなんだろうなと思う。
と、前置きが長いけれど
昨日、3階級 上のスーパーフェザー級のタイトルマッチに挑戦して
見事、「新チャンピオン」となりました!
もともとは、バンタム級だから、上の階級を制覇したということです。
彼女は、ボクサーらしからぬ人間で、のんびり屋だし、
人を叩きのめすという性格は 全くなく そのギャップで僕は楽しんでるんだけど
そんな性格の彼女の今回の試合運びは、運転すると人が変わるとかいうのと同じくらい
今まで見たことないくらいの ファイターでした。デビューから試合を見ているから
その試合運びや、内容は DVDも、もらうくらいよく見ている僕は、
試合が終わるたびに、反省会を兼ねてご飯を食べにいくのが恒例なんだけれど
今回は、反省会なしの食事が出来そうです。それくらい いい試合でした。
周りの人が どう思ったとしても、自分が それがいい と思うことが
一番幸せなことなんだ!と それでいい! じゃなくて 「それがいい」と
思えることが アスリートには必要なんだなと 美誠ちゃんにしても
僕の友人にしても、自分のことに関しては それでいいんだな。それでなきゃだめなんだなと
改めて 感じました。
アスリートは、選手じゃなくなったとき
新しい 人との発見や、経験をしていくのだろうなと思います。
けれど
選手である限りは、自分への 「その厳しさ」が いわゆるストイックだということなんですね。
さ、僕も なんちゃってアスリート風に ストイックになろうっと!
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