その人が どんな人なのか 実際に心に触れてみないとわからないもの。
両親そろってるから幸せとは限らない。
憎み合ってる両親を目の当たりにするのは不幸。
片親だから不幸なんてこともない。
ひとりで一生懸命働いて育ててくれた親を持つ子どもは
大概、親への感謝を言う。
障害がある人や病気持ちの人が不幸で健康な人が幸せってこともない。
障害があるからこそ、その人にしかできない輝く才能があったり
病気を持ってるからこそ、健康への意識が高い。
健康な人は、多分に病気がないと思って不摂生をし、あとで ドカンと大きな
病気になるということもよくある。
結婚している人が幸せで未婚の人が不幸ってこともなく
幸せです!って結婚した人がちっとも幸せそうじゃなかったり
未婚の人がイキイキと好きなことをしていたり。
イメージで 世間は決めつけるから それぞれの立場の人に
言い分は沢山ある。
いじめっ子も、いじめられっ子も 理由がある。
理由があれば 何をしてもいいわけじゃない。
当事者や その親たちは、自分たちに責任があるとは全く考えず
相手の子供や自分の子供や親を責めることが多い。
本当は、親の育て方を ちゃんと見つめてほしいのにな・・・と
いつも僕は思うけれど、そこまで やれる先生っているのかな?
早くに、きちんといじめ問題も解決すれば、子どもたちも闇を引きずることも
ないのに、うやむやに終わらせてしまうから
子どもの時に傷ついた心は、のちのちまで引きずってしまうのだろう。
どんな 過去を生きてきても
いま、これからを生きていくのは「未来」
「過去の出来事」からは、希望は生まれない。
いじめも、リストラも、パワハラも、モラハラも、受験失敗も、就職できなかったことも
DVも、依存も、裏切りも・・・
それは、確かに「不運」な出来事だっただろう。
世の中には、何も悪くないのに 家が火事でなくなってしまった人もいる。
震災で起こった悲劇は キリがないほどつらいこと。
だからって 誰かのせいにして 自分はこんな風になってしまった・・・とは被災者の人は
言わない。失った人の分まで生きなければいけないと強く明日を生きている。
どんな人も
この世にたった一人で生まれてきた時から、自分の人生を生きなければいけない。
両親を選べずに生まれ、きょうだいを選べずに生まれ、クラスメイトになった同級生も
選んだわけじゃない。初めて自分の意思で仲良くなりたいと願った友達と親友になれたり
喧嘩別れしたり、自分が選んだ人に心ときめく恋に 泣いたり、傷ついたり、
大人になっていって
学校を選んだり、仕事を選んだり、趣味を選んだり、結婚を選んだり 選択の連続。
明日、何をするのか、何をしたいのかさえも選択。
それは一生続く 選択。
明るそうに見えても、抱えてるものは深かったり
つまんなそうな顔の人が、ほんとは物凄く面白い人だったり
僕は、決めつけたくないから、その人と向き合うまでは
先入観を持たない。どんないい噂も、嫌な噂も、僕には興味がない。
なぜならば、自分で決めたいから。
ハッピーも アンハッピーも 決めるのは自分の心。
水が半分しかない と思う人と あと半分もある と思う人の違い。
僕は、30代の時に、心臓の病気で スポーツも重いものを持つのも
もう二度と出来ないと言われました。
その当時は、投げやりにもなり、やけくそにもなり、
生きてる楽しみもわからなくなったけれど
入院先で同室になった もっともっと重い病気を抱えてるのに
いつでも元気に明るく楽しませてくれたオジサンが 生きることを
教えてくれました。信じること、努力すること。
いまの僕は、フルマラソンに何回も出たし、重いものも持ちます。
人にも助けられたけれど 人にも裏切られました。
意地悪もしたけれど、意地悪もされました。
憎まれたことも、恨まれたこともありました。
仲間はずれにもあいました。大好きな親友を亡くしました。
殺したいほど憎んだこともあったり、許せる気持ちにもなりました。
あまり、自分のことを語るのは好きではないのですが
僕が どうしてカウンセラーになったのかということに繋がる理由には
僕の生きてきた人生すべての経験が 誰かの力になれたら・・・
どんな状況からでも人は変わることができる。
僕が、僕のこれまでの人生で 学んだことです。
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やっこ (木曜日, 31 3月 2016 08:10)
先生のブログを全て読んだわけでは
ありませんが、今日のブログ‥読んでいて涙が出ました。
rickey (金曜日, 01 4月 2016 18:24)
dear yakko
何かを感じてくれたら嬉しく思います。
忙しい世の中だからこそ 向き合うことは 大切にしたいですね