カウンセラーの仕事をしているから というだけではなく
人の心の奥深さや不思議な世界を知ることには 終わりはありません。
学校や、セミナーや、講義など基本的な心理学や、過去の偉大な人たちが
発見した心理や、カウンセリングの技法も、僕の知識にはあるけれど
いろんな角度から ほかに発見できることがないものかと時々 本屋にも立ち寄り
精神学や心理学のコーナーに行くと、頭が痛くなるくらい 沢山の本があります。
うつ病関してだけでも相当の数があり、更に、精神疾患とされてるものは
山のようにあり、更に、他を見ていると、哲学になり、宗教になり武士道になり
んー・・・・ 果てしなく 深い・・・・
僕は、いろんな 悩める人に その人に伝わる 「やりかた」を選んで
カウンセリングをしています。
いろんな技法を学んだけれど、一番大事にしてるのは、
「この人に打ちあけたい」
「この人になら何でも話せる」
という安心感が土台になるということ。
いくら、こうしてみましょう。これを練習してみましょう!と
課題を与えられても、それをやってみよう! という気持ちにならなければ
きっと その時に、言われたから 「やってみます」と答えるだけで
実際は、できないだろうし、カウンセリングに来ることも遠のいてしまいます。
カウンセリングを受けよう!と自分の意思で来たのだから クライエントさんは
自分が楽になりたい、今より変われるかもしれない!という期待があるのです。
その気持ちに応えるには、もちろん相性もありますが、僕は ありったけの心を
こめて、「受け入れる」ことから始めます。
安心して 向き合えるようになってから 少しずつ
その人が「なりたい自分」になれるよう 生活意識を変えたり、
初めの一歩を整えたりします。その一歩は その人でなければ踏み出せません。
一歩を待ち、一歩踏み出しても、振りだしに戻ることもあります。
それでも、また 根気よく 新しい一歩の背中を押します。
カウンセラーは自身が鬱や、精神疾患から克服して職に就いたという人もいます。
特に精神科や心療内科などで働く人は、そう思われる度合いが大きいです。
僕も、「先生も 鬱だったんですか?」と聞かれることもよくあります。
クライエントさんは その方が安心なんでしょうが
僕は、鬱になったから克服してカウンセラーになったわけではありません。
(また折を見て、きっかけについてお話ししますが)
クライエントさんが 安心したいのは、鬱かどうか仲間意識ではなく
きっと「克服したことの希望」なんだと思うのです。
そういう意味では 僕は沢山の挫折や経験を積み、克服したのかもしれません。
生きていれば イロイロあり、人生は長いようで 短いもの。
その中で、過去は過ぎ、今を、これからを どう生きていくか
その為の心の在り方を伝え続けていきたいと思っています。
沢山の人が感じたり 発見した書物を参考にすることはあっても
向き合う僕がぶれずに心強く、明るく元気で楽しそうでなければ、
クライエントさんを導くことはできません。暗くてつまらなそうで陰気くさい人の
もとに来る人があれば、それは きっと同じような人が同じような人を求めて
同じ場所にいたい人なのだと思います。
毎日 いろんなことがあり、僕は心をいっぱい動かします。
その中で、選択しながら、無理をしないようにしていますが、無理をしたら
ちゃんと休み、カラダを大事にしながら、僕を必要としてくれる人の為に
いい方法は、ないかと アンテナを張って探し続けています。
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