パラリンピックがあるのは わかってるものの
いつ始まるのか よく知らない人は多いだろうな。
僕も その一人だった。
入院中の母に会うのが 毎朝 日課になっていて
たまたま テレビをつけたら その日が開会式で・・・・。
なんとなく見ていたら 目が釘付けになりました。
オリンピックより スゴイかも・・・と思うくらい。
パフォーマンスが どれもこれも素晴らしくてビックリしたんだけど
一番 ビックリしたのが
このパフォーマンス。
ロボットアームと
人間のペア。
この素敵な女性は
女優、モデルとして活動している
エイミー・パーディさん。
2014年ソチパラリンピックに出場し、スノーボードで銅メダルを獲得した経験を持っている人。 この女性 競技用の義足をつけて
本当に、自分の足のように ダンスを披露するんだけど、テレビで パッとみると
長くて 黒いブーツを履いてるよう。このロボットアームと手をつないだり
こんな風に 持ち上げられたり楽しそうに踊るんです。
この素敵な女性は誰なのかを ネットで調べてみると・・・・
名前は エイミー・パーディ
マッサージセラピストになることと、スノーボードを片手に世界を旅することを
夢みる高校生だった。
しかし不運にも19歳のときに 98%以上の確立で命を落とすと言われている
「細菌性髄膜炎」を患い 医師の助言により両足を膝下から切除することを余儀なくされます。
スノーボードが生きがいだった彼女にとって「滑れない」ということが
何より辛かったそうです。
そして 両足切断の手術から たった7か月後でエイミーさんは義足をつけて
スノーボードを再開します。自分の夢を叶えるために最高の義足を探し求め
満足できる義足は無いとわかると今度は 自らが義足をデザインし作り上げたそうです。
そして義足をつけて好きな
スノーボードを続け
2014年のソチ・パラリンピックで
スノーボードクロスの銅メダルを獲得!
それは手術から
たった1年後のことだったそうです。
エイミーの活躍は
スポーツにとどまらず著名人が
社交ダンスに挑戦するアメリカの
人気番組「dancing with the stars」にも
出演し 見事なダンスを披露して話題になったり
世界の叡智が講演をおこな極上のカンファレンス「TED」にも出演したり。
現在の エイミーさんは スポーツ選手としての枠を超えて 非営利団体
「Adaptive Action Sports」を立ち上げ スノーボードやスキーを
愛する体の不自由な人々へのサポートを行っています。
エイミーさんのように パラリンピックの選手には
強い心のストーリーが たくさんあるのだろうなと思います。
パラリンピックの開会式を見ていると
ひとりひとりが 懸命に生きている そのエネルギーが すごかったです。
オリンピックのときは、日本の選手団を見たり
他の国のユニフォームを見たりと その華やかさばかりが目についたけれど
パラリンピックの選手の「生きてる感」に 本当に圧倒されました。
これは、障がい者のスポーツ大会という そんなイベントだけではなく
魂の戦いのような気が僕にはします。それも、己の魂との闘い。
だから、日本人にだけ 目が向くのではなく
全員に 目が釘付けになってしまう そんなエネルギッシュな
パラリンピック。 応援するというより 力をもらう。しかも年齢もバラバラ。
どの競技にも 結構な おっさん おばちゃんがいる。
それも、ますます 勇気をもらう。
テレビ中継が オリンピックよりも少ないのが 残念。
このパラリンピックこそ もっともっと 世界中に発信してほしいなと思う。
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