このHPを作ったときに 行きたい場所に 屋久島と書きました。
その屋久島に 何年越しの想いでしょうか・・・
逢いたかった樹齢7200年とも言われる縄文杉に会いに行ってきました。
と、サクッと書いていますが
この縄文杉に会うまでの道のりは、それは それは 長く険しく
休憩時間も含めて11時間のトレッキング。
スタートは このトロッコ道。
昔は(今も時には)この線路を使って
荷物を運んだという このトロッコ道が
2,3時間続きます。この枕木ばかり
気にすると疲れてしまうので まっすぐ前を
見ながら自分の歩幅で。
道のりは、ひたすら トロッコ道を
歩きながら 左右に広がる
屋久杉の数々。
雨の多い この森の中は
苔が青々していて、そして躍動感があって
本当に まるでジブリの世界
この写真は、実際ジブリの人が この木を
見て 作品をイメージしたそうです。
(確か もののけ姫といったような。。。)
本当に、ジブリ作品に出て来そうな世界観です。
米良さんに来て歌ってもらいたかったくらい(笑)
写真で見ると その大きさや
圧倒感が伝わりにくいのが残念だけど
この仁王杉も
どうだ!とばかりの仁王立ち。
この木の前で 仁王立ちして
僕も写真を撮ってしまいました・・・
ゴールの縄文杉に逢うまでの道のりには
沢山の名物の木々に会います。
初めて訪れる世界遺産の場所の いろんな
大切なことを知りたいと思い 今回は
ガイドさんをお願いしました。
有名な場所の ほぅ。。。と 感心する言い伝えや、ガイドブックには載ってない
裏話や、天気の対応に対する的確な指示や、休憩のタイミングなど
年に20回以上 ガイドするHさんは、最後まで素敵なガイドさんでした。
屋久杉に会ったら 絶対やりたいと思っていたこと
こうして 抱きしめること。
そして そのエネルギーやパワーを体いっぱいで
感じること。
ガイドさんが「、縄文杉は 触ることができないので
屋久杉に 触れるのは この木が最後です」と
言われたら、やっておかなければ!!!!
今回一緒にトレッキングした6人の中で
抱きしめた人は僕だけでした。みんな可愛く
木の前でピースサインしてましたが。。。
でも、屋久杉とハグは ほんと したかったんです~
この縄文杉は1966年に発見された最大の
老樹。僕がうまれたあたりに発見されたんだな。
樹齢7200年とも2170年とも
言われていて、現存してる部分からは
2170年と判定されてるみたいだけど
内部が空洞化していて もっとも古い部分が
なくなってるから結局謎みたいだけど
でも、でも、古い古い歴史のある樹には違いない。
大きさも 高さ25メートル
胸高周囲は16メートル 大人が手をつないでも
十何人も必要だね。
そばに行けず、展望デッキから縄文杉を
見るのだけれど
デッキ越しからでも、その圧倒感は すごい。老木ながらのパワーはスゴイ!
やっと 会えた縄文杉にたどり着くまでの 長い長い トロッコ道や、岩登りや
死ぬほどある木の階段や、雨に降られながら レインウエアに響く雨の音
木々の生きる力。共存してる力。マイナスイオン溢れる空気感。
息を深く吸い、この森の1人になる瞬間。
そんな空気の中
あれこれを想いながら 自分と向き合い、長いトレッキングは そんな時間も大切。
37000歩 歩いた先に、山の古くからの老樹 縄文杉が
「いらっしゃい、よく来たね」と言ってくれたような そんな瞬間でした。
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リル (土曜日, 29 10月 2016 15:04)
写真をみていると、その場に 自分が立っているように感じ、木々の香り、温もり まで伝わってくるような‥とても気分が良くなりました。ありがとうございます。
小林律紀 (火曜日, 01 11月 2016 13:09)
dear リル
パワーは、このホームページからも
投げています。木の香り、空気感、
神秘的な森の風景は、あなたが感じてる通りです。目を閉じて思い描いて
リラックスして、さ!一歩前に!