今年も ミモザが 本当に綺麗に咲いています。
このミモザは、僕の実家の近くのお宅のミモザ。
昨年 ブログにも書いたと思いますが
この道の前を歩いていたら このお家の家主の
おばさんが脚立とハサミを持って 近所の人に
このミモザを分けていたところに、僕の母がミモザが
大好きなので、「母にあげたいので
僕にも分けてください!」と
思い切って声を掛けたら、快くおばさんが
「好きなところを切って好きなだけ
お母さんに持って行ってあげて!」と
言われて、僕は脚立に乗ってミモザを切る係になって、近所のおばさんの
分まで取ったという話を書いたような・・・・。
今年も、この道を歩くと 見事に こんなに綺麗にミモザが咲いていました。
今年は、おばさんも、外にいないし・・・ でも 施設にいる母に
ミモザを見せたい・・・・。けど、インターホンを押してまで もらいにいく?
しばらく 下からミモザを眺めながら 考えました。
母に見せたい VS インターホン押してまで分けてもらう?断られたり怪訝な顔されるかも
この対決・・・・ やはり 圧倒的に 母に見せたい!が勝利し
インターフォンを押しました。
すると、オジサンの声。 あ、おばさんじゃない、、おばさんの旦那さんだな・・・
思い切って こう 声をかけました。
「去年、ミモザを奥さんに分けてもらったものなんですが 今年も分けてもらいたく
図々しくお願いにあがりました・・・・!!」
「ちょっと お待ちください」 との返事。
扉が開くと、ハサミを持ったオジサンが・・・・
「すみません、母に見せたくて またお願いに来てしまいました」というと
「家内から 聞いてますよ」と 笑顔で そういいました。
え? どういう風に伝わってるのだろう・・???
僕が来年も またもらいに来てもいいですか?とか 言ったのだろうか・・・
言っててもおかしくない気もする・・・・(笑)
オジサンは 一番 イキのいいミモザを たくさん切ってくれました。
さっそく 母の元に 沢山のミモザを 持っていくと
とても嬉しそうに 「わぁ! ミモザ!きれい!!
とっても嬉しい!」と
笑顔で 答えてくれました。
子どもの頃から、植物の好きな 母の為に、小学生の頃
6月生まれの母の誕生日の頃は 紫陽花がキレイで
好きな紫陽花をプレゼントしたくて これまた よその家の
庭の紫陽花を ピンポンしてもらいに行ったことを思い出しました
僕は、小学生の頃から50歳過ぎても変わってないのだと
なんだか、そんな自分がキライじゃないけど、笑ってしまいます。
母は、そのミモザを 花瓶に入れようとしたとき
こう言いました。
「ほかの部屋の人たちにも 分けてあげて とってもきれいだから」
僕は、母のこういうところが好きだなと思いました。
自分だけが独り占めするのではなく、この綺麗なミモザをみんなにも!
すぐに、職員さんのところに持っていくと、得意な人が、食事の各テーブルに
いろんなスタイルでミモザを活けてくれました。
そのテーブルについた、人たちが その後、僕と母に
「綺麗なミモザをありがとう」と伝えにきてくれました。
母と一緒に過ごせる時間は、 そう沢山はないかもしれません。
けれど、ミモザが咲く季節が 続く限り 母の優しい気持ちを忘れないでしょう。
1年経って、僕が来るかもしれないと 覚えてくれていた
ミモザのお家の おばさんに そして それをきちんと受け止めて快くミモザを
分けてくれたオジサンに 深く深く感謝すると共に
来年も、もらいに行けたらいいなと願わずにはいられません。
コメントをお書きください