今日は 母の三回忌でした。
母が大好きなミモザの花。
毎年、近所の庭に咲く大きなミモザの木の家を
訪ね、母の為に少し分けてもらっていた
このミモザの木。
今年も、沢山 咲いているかな?と
行ってみると・・・・
残念なことに、ミモザの木は全部 切られていました。
何か、事情があったのでしょう。
跡形もない その場所に しばらく立ち尽くして
しまいました。ここに住む おじさん、おばさんは
快く毎年待っていてくれて、沢山持っていってくださいと
言ってくれました。母のところに持っていくと、母は、決して独り占めせずに
他の皆にも分けてあげてと言い、施設の職員の人に渡すと、食堂のテーブル全部に
ミモザを飾ってくれたことを思い出します。
ここのミモザがなくなって、とても寂しいけれど、時は過ぎていくのだなと
思わずにはいられませんでした。
そんなところへ
つい先日、カウンセリングに来てくれたJさんが
「お母様の命日 もうすぐですよね」と言って
ミモザの花束をくれました。とてもビックリして
とても嬉しくて泣きそうになりました。
こうして、また 母はミモザの花に囲まれて
3回忌を迎えました。
そして、もう一人 Mさんは、母の大好きな薔薇の花を
命日に!と送ってくれました。本当に有り難く感謝で
いっぱいです。
母は、僕がカウンセラーであることを
とても、誇りに思っていました。時々、職業の名前を忘れてしまって
「あなたの仕事はなんていうんだっけ?」と聞かれ
「心理カウンセラーだよ」というと、(心理カウンセラー)と紙に書いて
ベッドの手すりのところに貼っていました。
看護師さんに、僕の仕事を伝えて自慢をしていたようです。
「あの子は、高校生の男の子を助けたり、心が負けそうな人を助けているのよ。
とっても、いい子たちなんだよって教えてくれるのよ」と嬉しそうに話していたと
看護師さんによく聞きました。
僕は、何も立派なこともないし、特別なことも出来ないんですが
母が愛情の溢れる人だったから、母の育ててくれた性格が
助けたい、というより、わかってあげたい、寄り添いたい、その人のあるべき姿に
戻してあげたい。と思うだけで、母が育ててくれたからこそ、今の僕があるのだと
一生、僕であるかぎり思うことでしょう。
母が亡くなって丸2年が経ち
亡くなった当初は、母がとてもしんどかっただろうから
ゆっくり休めて、そして大好きな母の父や母が待つ
天国で会えたら幸せだろうなと安堵していましたが
時間が経てば経つほど、寂しさは募ることを知りました。
まだまだ 思い出しては泣くことも沢山あります。
それでも、僕は、母が大好きだった僕でいることが
宿命だと思っているし、沢山の土産話をもって、僕が死んだら再会できると
信じています。
僕の母を大切に想ってくれている すべての人に
感謝を込めて ありがとうございます。
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