今年の秋に僕の父親は88歳 米寿を迎えます。
母が亡くなって4年が過ぎ、意気消沈していたのもつかの間・・
父は、社交的で、目立つことが大好きで、自慢も大好きな
ちょっとめんどくさいジジイで、僕は幼少の頃から嫌いな部分が
沢山ありましたが
今、ここにきて、父親の変な凄さを感じて 尊敬の域に達している感じです(笑)
というのも、母がいなくなり
頭を使うことが好きな父は、執筆をしたり、落語を習ったり
人前で講演をしたり、とにかく外部との接触が好きで、足腰もそんなに強くないのに
まぁ、よく出掛けていましたが、コロナが始まり、その機会も失われた途端
つまんない、つまんないを連呼していましたが、それでも
文章を書き、友達にはメールを送り、マメに動いていた甲斐があってか
本を出版することになり(これまで何冊かだしている)
その本を新聞に取り上げられるようになり
(高齢者がここまでやるのがスゴイということでしょうね)
その新聞をみたFM横浜の人からオファーがあり
とうとう8月から
FM横浜でラジオ番組のパーソナリティーまでやることになりました。
87歳の人がラジオ番組を持つのは初で、高齢者1万人のご時世に需要があると
判断されたもよう・・・。
もともとアナウンサーだった父は、しゃべるのは得意だし
誰かと話す対談も得意なので 父親は、この出来事に舞い上がっており
いま、絶好調にお元気!
マイクの前に立つのは50年ぶりとか言っちゃって
とにかくうれしくて仕方ないようです(笑)
僕自身は、派手そうに見えて、前に出ることが好きではなく
人前で話すこともできますし、やればできるのですが
積極的に自分から目立っていくのは得意ではないので
父親のあっぱれなくらいの自分を前面に押し出す姿勢に感心してしまいます。
さらに、父は自分の友人達全員に このことを一斉にメールを送り
更に、自慢は続きます(笑)
88歳でアイパッドを駆使するのもスゴイことです。
本当に頭を使うことが大好きな人なので、記憶力も僕より優れていて
お見事な脳の働きです。
実際に始まったら、またこのブログにも
紹介させてもらいます。僕のできる唯一の親孝行ですね(笑)
みんなに言えよ~と父に言われているので・・・・あはは・・・
本当に、子どもの頃から僕は、注目されるのが苦手で
子どもの頃、どこかのレストランに家族で食事にいき
誕生日だということを親が店の人に言ったのか
従業員がみんなでバースデーソングを歌いながら
ケーキを持って僕のところに来たときは、死ぬほど恥ずかしくて
父親に「立ってありがとう言いなさい」的なことを言われて
もっと恥ずかしかったことを覚えています。
なので、僕はやり手の経営者とかには向いてないなといつも思います。
自分のやっていることをもっともっと、宣伝してやり方も前に前にこうすれば
こうなるのだろうなということは重々わかっているけれど
本来のマイワールドでいたいっていう自分の性格から静かに自分のできることを
一生懸命にするというスタイルは、きっと死ぬまで変わらないと思います(笑)
父親の遺伝は、嫌でもイロイロ持ち合わせていますが
その「前に前に」という部分は、どうやら似ず、でも、マイクを向けられたら
面白可笑しく話すことができるという、その土壇場力みたいなものは
父親の遺伝だろうなと思います。
さて、いったい
87歳の父親は、どんな しゃべりをして
どんなリスナーさんのどんな反応をもらえるのでしょうか。
天国の母も
やってるやってる 変わらないね おとうさん!って
笑ってるでしょう。
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