先日　父は誕生日を迎え　８８歳　米寿を迎えました。

 

コロナが始まった時期は、大好きだった人との集まりや

旅行にも行けなくなり、毎日　つまらない　つまらないと愚痴っていました。

 

ところが、落語を始めて少し生活に活気づいてきたうえ

この夏の終わりから、ラジオ番組のパーソナリティーをやることになり

すっかり、つまらなくない日々が始まりました。

 

しかも　最近の口癖は

 

毎日が早いのなんのって・・・・(笑)

 

頭を使うことが昔から大好きな父親は

原稿や構成や、ゲストあつめや、小話まで

全部自分でやっています。

とにかく　本も何冊か出してるだけあって

想像の話も好きだし、何かについて語るのも好きだし

人前で話すなんて　大の得意だし、大好物(笑)

 

時々、父と会うと

最近の父は、意気揚々としていて

こんな小話ができたんだ。聞いてくれと毎回　自作の小話を

聞かされます。８８歳の父の体は、それなりに、ボロもありますが

なんといっても頭の回転や、記憶は、僕も負けているほど

ぜんぜん衰えていません。あっぱれです。

 

 

しかも最近では東京新聞に大きく父のことを

紹介されました。それもとても誇らしく嬉しかったようで

それを沢山の人に見せたいらしく、僕たち家族は　新聞をコンビニで

あるだけ買って来い命令が出たほどです(笑)

 

 

長生きの秘訣は適度な運動というけれど

父は、ほぼ運動らしいことはしていません。

せいぜい、近所のコンビニや郵便局くらいで、あとはラジオの収録のために

横浜に月に一度行く程度。

長生きの秘訣は　やはり　好きなことをすることなのだなと思いました。

 

あとどれくらい　パーソナリティーができるかわからないけれど

３か月　ワンクールを足し算方式で頑張ってもらえたらいいなと思います。

冥途のみやげには十分な生き甲斐です。

 

泣いても１日

笑っても１日ですが

どうせなら　笑っていたほうが　輝きは違うし、気の流れも違います。

 

父には、特に大きなことはできていないかもしれないけれど

大好きなことをイキイキとしている姿を生きている最後に

見てあげられていることが僕たち家族にとっても父にとっても

幸せなことなんだろうなと思う毎日です。