先日、サプライズで素敵な
贈り物が届きました。
スペインのサッカーチームで活躍している
菅野将馬君という選手から
自身の番号4のサイン入りのユニフォームです。
彼は、僕のところにカウンセリングに
来たのは17歳のころ。
正直で素直であったかい彼が 人間関係に打ちのめされ
学校に行けなくなり、不安いっぱいになっていました。
いろんな人間がいることに慣れていない若い彼に
効く薬は、沢山の人間に揉まれること。サッカーをこよなく愛し、自分に対して厳しくできる
姿を見て、僕は、「この子は、絶対 人間として高まっていける」と常に思っていました。
カウンセリングでは一歩ずつ、今、できることをやっていきました。
室内で体を鍛えることだったり、サッカーチームへの復帰だったり、時には
先輩に対して不満があったり、後輩をなだめたり。
どんどんチームの中心としてまとめていける役回りができるようになっていきました。
スペイン語にも目覚め、独学で勉強し、ネットでスペイン語が話せる人をみつけ
実践勉強したり、時には、電車で、駅で、町中で、スペイン語を耳にすると
自ら声をかけ話し相手になってもらったり・・・
彼の前に進む勢いは、眩しいくらいに早く、高校を出て
テストを受けて社会人チームにはいり、働きながらサッカーを続け
そのチームをやめ、ずっと行きたかったスペインのチームに!!
準備はバッチリいつのまにか できていたんだな。
スペイン語は今ではベラベラ。そして4部のチームながら、彼にスポンサーもつきました。
有名になることが大事なことではなく
彼は、志を貫きました。初志貫徹です。
サッカー選手であるために体も鍛えました。
海外では絶対その国の言葉が使えないとコミュニケーションができません。
そのためのスペイン語も楽しみながら独学で学びました。
自分をアピールするための物怖じしない度胸も身につけたようです。
彼は、自分のように学校に行けない子や、不安でいっぱいな子の
力になりたいと活動もしています。
今、彼は22歳。
あれから たったの5年で こんなに立派な大人になりました。
まだ、これから一山もふた山も、困難は待ち受けています。
けれど、彼は、その山に立ち向かっていくことでしょう。
なりたい自分に
行きたい場所に
彼はたどり着きたいと願っているからです。
僕が出逢ったカウンセリングでやってきた人
すべてを僕は大切な たったひとりのかけがえのない人だと思っています。
将馬君が、僕を忘れずに時々 LINEでその勇士を
スペインから送ってくれる度に、こっそり泣いています(笑)
これから、どんな人生を送っていくのか 同じ位置で見つめていたいと思っています。
ユニフォームは、一度は袖を通して
もったいないので額に入れて飾ることにしました。
いつでも、それを見て 僕も頑張ろうと思わずにはいられません。
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