新しい自分、本当の自分が見つかる場所。心(ここ)で待っています。

深いドキュメンタリー

イギリス人の父と日本人の母を持つ山崎エマ監督は、大阪の公立小学校を卒業後、中高はインターナショナル・スクールに通い、アメリカの大学へ進学した。ニューヨークに暮らしながら彼女は、自身の“強み”はすべて、公立小学校時代に学んだ“責任感”や“勤勉さ”などに由来していることに気づく。

「6歳児は世界のどこでも同じようだけれど、12歳になる頃には、日本の子どもは“日本人”になっている。すなわちそれは、小学校が鍵になっているのではないか」との思いを強めた彼女は、日本社会の未来を考える上でも、公立小学校を舞台に映画を撮りたいと思った。

1年間、150日、700時間(監督が現場で過ごしたのは4,000時間)に及ぶ撮影と1年を要した編集を経て完成した本作には、掃除や給食の配膳などを子どもたち自身が行う日本式教育「TOKKATSU(特活)」──いま、海外で注目が高まっている──の様子もふんだんに収められている。日本人である私たちが当たり前にやっていることも、海外から見ると驚きでいっぱいなのだ。

いま、小学校を知ることは、未来の日本を考えることだ、と作品は投げかける。

先日 地元の映画館で公開されていた このドキュメンタリーを観ました。

最近、ちょうど甥っ子の娘の授業参観に行ったこともあり

小学校というものを身近に感じていた矢先だったので この作品は

考えさえられるものが沢山ありました。

 

自分も小学校の6年間で「日本人」になっていったのだなと・・・

作品の中では 1年生と6年生がメインとなり

右も左もわからない1年生とお世話をする もうすっかり大人っぽい6年生。

作品の中では できない→くやしい→がんばる→できるようになる

というシーンが1年生にも6年生にもあったけれど

 

それが 現代では できなくて 不登校の数も増えているのでは?と思いました。

 

途中で大学の先生が先生たちに講義をするシーンがあり

昔から日本は、我慢強くて 学校の中から戦争に行く子供がいたり

連帯責任がアタリマエになっていたけれど

今は、それがいじめの原因になったりもして これから考えないといけない部分だ

みたいな話があり、僕も子供の頃、誰かがやった罰をクラス全員の責任だと

言われて全員が正座させられたことがあったなと思い出しました。

 

えー お前がやったのに・・・と一瞬思っても、全員で罰だし

と忘れるのもすぐだったけれど

今の時代の子どもは、それを元に イジメに繋がるのだといいます。

 

誰かがやった 良くないことは その人が責任を取るべき

 

これは、きっと日本以外の国では そうなのではないでしょうか。

 

連帯責任・・・・ この言葉は、その後も、大人になってからも会社でも

使われている言葉で、きっと今も、昔の昭和世代の人間は 容易に使っているのでは

ないかと思います。

 

この作品をみて 教育現場も変わっているし

先生の在り方みたいなのも だいぶ違うだろうし 教育方針や

学校のスローガン、子ども達の環境 親の世代、すべてにおいて

小学校の 昨今の違いが大きく、沢山 見直さなければならないだろうなと

はたから見ていて 感じます。

 

海外の人がみて、どんなところに驚いているのか

日本人が見て、各世代がどう感じているのか

とても気になるので、ネットを通して 色んな人のコメントを

読んでみたいなと思っています。

 

自分達の通って来た 小学校6年間と今の小学生と

学習内容の違いや タブレットなどを使うなど 違うことが沢山あるけれど

先生たちが、ハラスメントを恐れて 怒らなくなったりするのは

違うのになと思ったりします。怒ると叱るは違うし、学校で出来る躾もあると

思うのです。 最近の親の姿勢も含め、昭和のオジサンの僕は

溜息つくことが どんどん増えてきています(笑)

 

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